死ぬ。社会性のカケラもない男が死にかけている。夜に猫が屋根で踊る四畳半。
LINEを消した。偶然と故意が4:6くらいで混ざっているけれど、LINEを消したらいよいよ俺は友人との連絡ツールがほぼ無いことに気づいた。四季が変わって死期が近づいているので、どうだっていいんだけれど。湿気ったスナック菓子を食べて生きています。
死にそうだから森に入ったりした。ウグイスの鳴き声、ポツリと置かれた記念碑。置いた奴はいつからここに来てないんだろうな、死んでしまえ。
市内に置かれた歴史博物館、全く手入れされていないだろう、随分と強い匂いがトイレからする。こんなんだからいつまで経っても死んだ街なのに、中途半端に体裁を保とうとしている事に腹が立つ。自分を重ねるからだろうか。
どうだっていいからどうもしないし、どうだって良くない事もどうだっていい事にして、もはや意志薄弱とかの次元じゃない。俺に生きる為に行うアレコレに対する意志は普通の人より劣っているらしい。何なら勝っているんだろうか、自意識?クソが
最近は友人の友人という立ち位置の人と話す事が増えた。幼かった頃に何も知らない無邪気な生き方のままで作った友人以降、人間関係の更新がほぼほぼ入っていないのを思い返してウケた。今でも何も知らないけれど。知ったのは無から恐怖が生まれる事、それが幸せな時でも不幸せな時でも僕の後ろについて回っている事くらいで、今でも生き方を先生から教わりたいよ。
道化のように呆けて笑って生きて色んな人を笑わせる事は楽しいが、承認欲求の歪な求め方だった事に気づいてどうでもよくなったりする。そんなもの金にならないし、一過性の充足感しか得られないし、日に日にそれすら薄くなってしまう自分の舌の肥え方に嫌気が刺して、目を閉じる事にした。