日記

金も何もないけど、文字だけは書ける訳ですね。

9/26

散歩も心地いい時期になりました。

 

コインランドリーに行く事になった際には必ず夜中に行く事にしている。1つは行った挙句に全て使用中というカスみたいな事故を防ぐ為、2つめは夜中の散歩がとっても気持ちが良いということです。

 

家を出てすぐは夜目もロクに効かず、AppleMusicで適当に新曲のプレイリストを流します。知ってる曲だとそちら側に思考を持っていかれるので。

信号機のみがチカチカと光る大通りはぼやけた視界では少しきつく、パーキングを示す「←P」が何かの目のように見えました。

最後、誰かの目を見たのはいつだろうか。

 

人の痕跡がなくなって澄んだ空気の中、コインランドリーを利用したときにふっと香る柔軟剤の匂いは人生の好きリストに結構な高順位で食い込むだろう。

1時間洗濯/乾燥のボタンを押して両替用に置かれた自動販売機に適当に硬貨を入れて飲み物を飲みながら帰る。

本当にこんな事に使う金も無いのになと思いながら自動ドアを開ける。扉の足元にはカマキリが張り付いていました。お前も達者で暮らせよ、と思います。生類憐みの令を信条にして生きているので。嘘です、虫一つに自分の身を勝手に重ねて勝手にどうしようもなくなっているだけ。

 

帰路に着く頃には夜目も効いてきて、飲み物を口にしながらなんとなく空を見ながらぶら~っとする。こんな日々ばかりしていたい、とても難しいですね。

空になりそうな飲み物を飲むために上を見なければ電灯の中に電球が8つ付いている(電球なのかは知りませんが)事も知らなかったし、下を向いて生きている人生でなければ自動ドアに虫が張り付いている虫を見ることも無かっただろうな~、となります。

鈴虫の声が気持ちいい日でした。

チェンソーマン参加アーティストすごくね?やべ~よな。では。