日記

金も何もないけど、文字だけは書ける訳ですね。

11/16

何かに対して謝っている。

得体の知れない不吉な塊が自分を苛んでいたなんて言ったのは梶井基次郎檸檬からですが、まさしくそんな塊が拭えないまま生きている。

友人にはもう寝るかなんていいながらゲームをやめて、数時間寝付けないまま夜中にコンビニに向かってタバコを買って帰る。

あまりに眠れないものだから数日前はサイダーでウイスキーを割って無理やり酩酊した。今日もそうする予定だ。今からそうしながら日記を書こう。

酒は苦手です。苦いし、まずい。こんなものを好んで飲む人種が信じられないけれど、前後不覚になったままゆっくり眠れる為には必要なんだな、最近理解できた。良い事なのかは分からないけどね。

Apple Musicで音楽を聴きながら文字を書く。今日はtacicaの「その日、一日。」と言う曲です。このぐらいしか生きてて何か残せないから、という消極的な歩き方のまま数十年が経つ。

謝りたい物が沢山、それはもう沢山あるわけです。

具合が悪かった時、電車の席を譲れなかったり。前職場の優しい方々。適当な相槌をしてしまった店員。辞めたソーシャルゲームのヒロインやヒーローが私を見つめている気がずっとしている。本当に申し訳ないんだけれども、私は君が話すような人間じゃないんだよ。自己肯定感が著しく低いので、この胃に残った物がいつまで経っても消化されない。吐き気になって脳を揺さぶっている。

1番赦したいのは自分というのはよく言う話だけど、かといってどうすれば自分が赦されるのか。これが分からない訳です。連立方程式も社会情勢も世界地図も教えてくれて有難いですが、これを1番教えて欲しかった。文学作品を読ませてくれた事は感謝しています。あざまる水産、ヨイショ丸。

美味しいご飯を食べて少し呼吸が出来ました。連れ出してくれた友人に感謝しながら、布団と寄り添おうと思います。そう考えると、1番自分と長く触れるものって布団?これからもよろしくしてほしいものですね。