屋根上で踊る猫らに混ざれたら どれ程までに幸せだろうか
暑すぎる。頭が常に煮えきって、どうだっていい事ばかり考えながら呼吸をしている。
全部に嫌気が刺した日、予定のキャンセルを入れて、都会とは真逆の電車へ乗った。昔はスーパーヒーローになれたように、世界が止まっている町を歩いていると自身も時間が止まった気がして心が幾分マシになる。
社会から見れば本当に止まっているし、俺自身も特に成長している気はしない。
こんな事に意味はないし、今更どんな事だって意味はないし、それでも時間が過ぎていく事に少しづつ対処していかないといけないらしい。
ふと、卒業式でチラホラと泣く奴らがいる中、何も実感が無くその場で立ち尽くしていた事を思い出した。
後悔も狂人のマネも怒りも何もが金にならない。
暑すぎる。頭が常に煮えきって、どうだっていい事ばかり考えながら呼吸をしている。